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管理人の銘柄抽出方法
 株式投資で利益を得るには、銘柄の選択で決まるといっても過言ではないであろう。
魔法のように儲かる銘柄を紹介してもらえばよいのだが、夢話である。
 さて、営業キャッシュ・フローだのいろいろ現代的な投資指標があるが、ここでは無料で入手できる情報で儲かりそうな割安銘柄を見つけることを試みる。
スクリーニング(screening)という意味は、ふるいかす; 資格審査; 【医】集団検診 (screening test); 上映ということらしい。
長期上昇短期下降(長昇短落)

 基本方針は、当サイト管理者の経験で、財務改善を根拠とした長期上昇トレンド中の銘柄で短期下降銘柄を探し出す。

 財務を根拠とした長期トレンド(1年〜2年)が上昇傾向で、短期トレンド(1ヶ月〜6ヶ月)が下降傾向の銘柄で、かつ、割安で上昇後利幅があるものでなければならない。
 最新の財務データは入手できないが、「株価25日移動平均からの乖離率(%)」という選択肢で、下降トレンド中の銘柄を検索するとき日経のマネー&マーケットのサイトが便利だ。
株マップ.com 簡易スクリーニング
スクリーニングの条件を考察してみる。

PER=15 以下


 ゴールドマン・サックス証券の米国主要銀行の適正PERを12倍と定めてあるとサイトで見たことあるが、スクリーニングの場合は15倍以下としてみる。20倍以下は割安と一般的に言われるが、利益を得るために低PERのときに銘柄を仕入れなければならない。
もちろん人気銘柄はPERが高い。PERが高倍率で異常値のときは、単なる人気に左右されるので、投資対象外とする。

ROE(株主資本利益率、%)=5 以上

 アメリカではROE20%を目標にしている企業が多いようだが、日本では10%に満たないところがほとんどらしい。
あまり厳しい条件にすると該当銘柄なくなるから、5%としてみよう。

一日平均売買代金(100万円)=5以上

 品薄銘柄すなわち、「換金リスク」を避けるために、売買代金を500万円としてみる。


株価25日移動平均からの乖離率(%)=-20以上 0以下 
 移動平均は、直近の株価から25営業日遅延した情報であり、下降トレンド中であれば株価は移動平均の下あるいは一致したものが選択される。乖離率は-20%以下は異常値と判断してよいだろう。
ここでの移動平均は単純に直近平均値の下にある銘柄を選択するために用いているだけだ。他に機能がないからである。
 参考までに説明をつける。
25日移動平均線
 短期と中勢的な株価動向をさぐる際に用いる移動平均線。平均する期間によって、短期線、中期線、長期線があり、25日移動平均線は短期線のなかで6日、10日と並んでよく利用される線。株価だけではなく、出来高、売買代金、売買単価にも使うことができ、さらに中期線(75日)、長期線(200日)と相互に組み合わせて分析すると、相場の傾向や転換点をよりつかみやすくなる。25日移動平均線と75日移動平均線の2線を合わせて使う事が、基本的活用法。2線のゴ−ルデンクロスからデットクロスまでの期間は、相場人気の物差しになる。
下記のものはサンプルである。
条件設定例を選択 条件なし大型優良型成長型割安優良型逆張り型
あなたの投資金額は 万円 以内 
市場を選択 東証一部 東証二部 その他上場 店頭(ジャスダック)
ファクター 表示 自動範囲設定 最小値 最大値 並び替え
PER(株価収益率、倍)
PBR(株価純資産倍率、倍)
配当利回り(%)
ROE(株主資本利益率、%)
時価総額(10億円)
株価25日移動平均からの乖離率(%)
株主資本比率(%)
一日平均売買代金(100万円)
その結果である。56件の該当データのうち1-20件を表示している。
データ日付: 2004/01/16
No. コード 会社名 株価 単位 PER PBR 配当利回 ROE 25日乖離
1 2053 中部飼料 485 1000 8.0 0.56 2.06 7.01 -2.04
2 2590 ダイドードリンコ 2,630 100 13.6 0.72 1.14 5.29 -1.46
3 2654 シンワ 245 1000 5.7 2.13 2.04 37.22 -3.62
4 2671 エフ・ディ・シィ・プ 828 100 13.8 1.41 1.81 10.20 -1.75
5 2692 伊藤忠食品 3,350 100 13.1 1.06 0.60 8.11 -2.30
6 2762 三光マーケティングフ 223,000 1 11.3 3.64 0.90 32.29 -0.92
7 3302 帝国繊維 381 1000 8.2 2.02 1.31 24.57 -0.41
8 4315 日清医療食品 2,230 100 14.6 3.09 0.90 21.13 -0.07
9 4350 メディカルシステムネ 224,000 1 10.6 1.69 0.33 15.91 -0.11
10 4502 武田薬品工業 4,250 100 14.2 2.41 1.69 16.97 -0.19
11 4551 鳥居薬品 1,671 100 10.0 0.91 1.32 9.06 -2.05
12 4636 T&K TOKA 2,180 100 13.0 1.66 0.96 12.77 -0.07
13 4711 東急コミュニティー 1,355 100 10.4 1.18 1.03 11.29 -1.46
14 4828 東洋ビジネスエンジニ 2,000 100 13.3 1.91 1.50 16.70 -6.44
15 4915 エイボン・プロダクツ 435 1000 13.1 3.19 3.78 24.36 -7.55
16 5909 コロナ 1,429 100 12.7 0.75 1.19 5.89 -4.77
17 6041 ボッシュ オートモー 407 1000 8.6 2.75 0.61 31.93 -2.90
18 6485 前沢給装工業 789 100 9.7 0.50 1.90 5.15 -0.94
19 6816 アルパイン 1,413 100 13.2 1.15 1.06 8.70 -0.34
20 6960 フクダ電子 2,230 100 10.8 0.69 1.35 6.35 -0.04


来期予想含め三期、一株益が増加銘柄


 現在の財務諸表におけるデータベースであるため、これ以上の分析は日経マネー&マーケットの限界だ。
PER(予)とROE(予)の情報はGC社が便利だ。
スクリーニング結果の銘柄の詳細データを得るためにGC社のサイトを開き銘柄番号を入力し財務データを検討する。
 来期予想を含め三期、一株益が増加している銘柄に絞る。大局、力強い上昇トレンドの根拠になるデータである。迂闊にも短期下降トレンドと思い小局高値掴みしても値を戻せることがおおい。
下記のサイトを開き、銘柄番号を入力し来期における各種投資指標を検討する。
GC社Chart


過去の平均データの考察


 上記二つのサイトを利用して、銘柄選択を考察してみよう。
さらに、過去の実績を確認するためにMSNマネーを確認する。
MSNマネー株価検索
使い方は上記サイトを立ち上げ銘柄番号を入力する。武田薬品なら4502を入力する。
すると「基本情報」のページなる。
財務情報」「指標分析」「10 年間の概括」を開き、長期トレンドを分析する。
例として武田薬品

 ここから先は各自の好みの問題となる。甘い条件であるが、財務改善、低PERであれば負ける可能性は小さくなると思われる。
 連動性のある銘柄なら、日経225が大幅下落し市場参加者が狼狽したときが買いのチャンスである。
 激安で銘柄を手に入れることができる。日頃から心の準備が必要だ。


必勝条件


 各種サイトから情報を収集することで、次の条件を満たす銘柄は儲かる可能性が高いといわれる。
厳しい条件で該当する銘柄少ないと思われるが、「とにかく負けない」といわれている。

 @PER10倍以下。
 APBR1倍以下。
 BROE10%以上。
 CROA5%以上。
 D自己資本比率50%以上。
 E営業CF良好。

 だいたいこれらの条件を同時に備えて、株価の上下に惑わされなければ、ほぼ損をすることはないようだ。
テクニカル分析が入っていないが、PERが10倍以下であれば小局下降トレンド中あるいは底値調整中と解釈することができる。

銘柄情報のチェック

日頃、注目している銘柄をヤフー・ファイナンスのニュース、掲示板で情報を収集する。掲示板は個人投資家の投資心理を垣間見る事ができる。
ロイターの情報もチェック。ロイターは発表後数日で情報を削除するため、必要であれば銘柄情報をメモしておく必要がある。
ロイター(株価)


まとめ


 以上、銘柄抽出方法を述べてみた。条件の考え方は特に経済学的最適性が証明されていないため、まちまちであろう。基本的な考え方は長期上昇トレンドのなか、短期下降サイクルに入ったとき買うというものだ。あとは各自のスクリーニング条件を変えて取り組んでいただければと思う。
 長期上昇短期下降、着眼大局着手小局。
 どうしてもトヨタ、ドコモ、東京三菱など人気銘柄を取り扱う場合は、平均的なPER、PBR、ROE、ROAなどの資料を集め、各種データがどの程度ゲタを履いているかを調べると良い。平均値が底上げされている形になっている。人気銘柄は持ち合い解消など、本業以外の外部要因も含んだ分析となりその判断は難しい。確かに人気銘柄の取引に参入すると、話題に絶えないが、相手が機関投資家、証券会社の自己売買部門、百戦錬磨の外人トレーダーと敵が多い。低PERなどの銘柄は出遅れや人気がない証拠だが、穏やかに証券取引と付き合える個人投資家にとって付き合いやすい対象だ。プロに荒らされたくない領域だ。
ちゃっかりと儲けさせて頂けば有難いものである。

 僅かながらでも参考になれば幸いです。読んで頂きまして、心より感謝致します。
 株式投資は原則自己責任です。
 御健闘を祈っております。

その他スクリーニングサイト
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新光総合研究所 これはなかなか凄い。
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売上高、経常利益による検索に加え、株価騰落率による絞込検索も。
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