テクニカル基礎講座
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 DMI

 DMIとはDirectional Movement Indexの略で、一般的に方向性指数と訳されます。

 J.W.ワイルダーによって開発されました。

 目的としては相場のトレンド、そしてそのトレンドの強弱を測ろうとするものです。

 RSI、STCなどの逆張り系の指標が一方に傾くトレンド相場の役に立たない事から、その欠点をカバーすべく開発されました。

 欠点としては、相場保合い局面にだましが多い事です。

ちょっと、厄介な式ですが示しておきます。
【計算式】
+DM=当日の高値―前日の高値
−DM=前日の安値−当日の安値
注)+DMと−DMを比べ小さいほうを0とし、同じ値の場合は0としない
また、+DMがマイナスの場合は+DMの値を0とし、 −DMについても同様とする
TR=A・B・Cの最大値
 A当日の高値−当日の安値、B当日の高値−前日の終値、C前日の終値−当日の安値
 +DI14=+DM14/TR14
 −DI14=−DM14/TR14

ADX=DX9
ただし、
 DX=|(+DI)−(−DI)|/|(+DI)+(−DI)|
   =|(+DM)−(−DM)|/|(+DM)+(−DM)|
注)| |は絶対値

<DMIの見方>
・「+DI」は「正の方向性指数」ですのでローソク足の動きと相関します。
・「−DI」は「負の方向性指数」ですのでローソク足の動きと逆相関します。
・「ADX」は上昇及び下落トレンドの大きさを表しますので、

+DIとADXが一緒に上昇している時は”上昇トレンドの勢いは強い”という。

、また−DIとADXが一緒に上昇している時は”下降トレンドの勢いが強い”という。

「−DI」と「+DI」がクロスした後、トレンドの強さのダマシを避ける為に「ADX」が30%以上、上昇してから買う等の売買方法もあります。

買いシグナル +DIが−DIを下から上に突き抜けたとき ADXが30%以上
売りシグナル −DIが+DIを下から上に突き抜けたとき ADXが50%以上?

+DIと−DIの幅が広ければ広いほどトレンドの強さが強いことを示します。

どのような相場に有効か・DIMで何が分かる

 DIMはボックス相場に弱いといえます。逆に上昇トレンド、下降トレンドを見事に描写することができます。

 移動平均線乖離率を併用し、その有用性を確かめてみましょう。

スクリーニングしてみましょう。
勝率70%に設定し、25日乖離率を選択し、銘柄をさがしてました。
売買シグナル 買いシグナル 売りシグナル
あなたの投資金額は? 万円 以内 
市場を選択 東証一部 東証二部(含むマザーズ) その他上場 店頭ジャスダック
貸借銘柄の絞り込み 指定しない 貸借銘柄のみ
一日平均売買代金 指定しない 1千万円以上 5千万円以上 1億円以上
テクニカルパターン 全部 逆張り 順張り 個別選択
RCI RSI 25日乖離率 75日乖離率 サイコロジカル
75日線形回帰トレンド ストキャスティクス ボリンジャーバンド
MACD 一目均衡表 ゴールデン/デッドクロス
売買回数 回以上
勝率 %以上
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検索結果です。
No. コード 会社名 市場 株価 テクニカル 買い条件 売買
回数
通算パフォーマンス 勝率
買&売 買い 売り 買い 売り
1 4747 クレイフィッシュ   東証二部 2,680,000 25日乖離率 -5%以下 25 175 1209 14 85 67
2 4749 アドバックス     東証二部 219 25日乖離率 -5%以下 32 358 1066 34 88 69
3 4749 アドバックス     東証二部 219 25日乖離率 -7%以下 20 216 512 42 90 60
4 4824 メディアシーク    東証二部 283,000 25日乖離率 -5%以下 27 -51 418 -36 71 62
5 2330 フォーサイド・ドット ジャスダック 92,700 25日乖離率 -5%以下 24 -51 369 -25 75 58
6 4840 ドリームテクノロジー ヘラクレス 65,000 25日乖離率 -5%以下 21 -225 279 -133 82 60
7 4330 セラーテムテクノロジ ヘラクレス 147,000 25日乖離率 -7%以下 22 -94 268 -75 91 82
8 5641 TDF        東証二部 490 25日乖離率 -5%以下 22 110 223 49 73 55
9 3429 ストロベリーコーポレ ジャスダック 652,000 25日乖離率 -5%以下 21 -14 207 -8 73 60
10 2763 エフティコミュニケー ジャスダック 391,000 25日乖離率 -5%以下 22 -0 197 -0 82 45
11 9611 ディーワンダーランド ジャスダック 338 25日乖離率 -5%以下 20 122 177 69 70 80
12 2355 シーフォーテクノロジ 東証二部 170,000 25日乖離率 -5%以下 22 191 172 111 73 64
13 2355 シーフォーテクノロジ 東証二部 170,000 25日乖離率 -7%以下 20 177 164 108 70 60
14 5609 日本鋳造       東証二部 176 25日乖離率 -5%以下 20 -40 157 -40 70 50
15 7725 インターアクション  東証二部 161,000 25日乖離率 -5%以下 20 -5 149 -5 70 70
     
一例を示します。

5609 日本鋳造(鉄鋼業)

カブドットコム証券 のチャート設定で"DIM"を指定したものです。


@の左では、+DIと-DIがクロスし青のADXが上昇トレンドを示しています。
このとき、ADXの数値も20〜80近くまでほぼ一直線に上昇しています。
トレンドの状態を明確に表しています。

 これは、なかなか優れものです。
 少し難しい話になります。@の青線は株価上昇の”加速度”を表しています。
 すなわち、加速度とは”速度の勢い”です。青線が80近くまで上昇し勢いが強く、そのちょっと下落し横ばいになります。これは速度が一定になったためです。
 高校数学をもちいると、
ADX
株価加速度α= Δ株価
Δt時間
株価2−株価1
t2−t1
となります。物理学で、力F=質量×αで表されますから、ある意味、株価のエネルギーとみることができます。
 そうなると、やはり、ジグザグのボックス相場になると、当然”ダマシ”のシグナルがでることになります。
 やむを得ないことです。
 車だって、直線になってはじめて力強く加速できるものです。それといっしょでしょう。

 移動平均線について。
 上昇トレンドの場合、移動平均線は株価の下に存在します。
 したがって、押し目買い狙いで乖離率がマイナスのものを検索する場合、見つけにくいことになります。

 上の株価チャートでも、5日移動平均線と25日移動平均線のクロスで急騰していますが、それ以来、下降トレンドを形成しています。

 ゆえに、移動平均線もボックス相場向けのテクニカル指標といえます。
 各指標は得手、不得手があります。万能なものはありません。
 
 移動平均線を用いたゴールデン・クロスを利用する場合は、DIMを利用し、トレンドの終焉を確認しなければなりません。

 研究のためにも他の指標も併用して、分析してみてください。

また、テクニカル的な分析のみならず、買われた理由も、丸三証券の株式新聞社速報ニュース(会員は無料)などで確認しておきましょう。


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