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投資戦略 〜長昇短落〜

一株当り利益の変化に関する3パターン
ESP @ A B
単位 円 ドコモ 9437 日本金属工業 5479 ヤマシナ 5955
2005年 14,966.12 7.96 -410
2004年 12,953.51 1.78 -1,125
2003年 4,234.58 -26.59 -1,171
財務健全性からの優先順位は @>A>B といって良いだろう。

1株当り利益(EPS)成長率を重要な投資指標とする。

1株当り利益(EPS)成長率(%)= 来期EPS−今期EPS
今期EPS
×100
EPS(=Earnings Per Share)
「1株当り利益」は、会社の「税引後利益」を「発行済株式数」で割ったものです(1株当り利益=税引後利益÷発行済株式数)。英語では、EPS(=Earnings Per Share)という。

一株当り利益成長率で、銘柄の成長性を評価したいがEPSがプラスでなければ計算不能である。
上記3銘柄のチャート比べてみよう。

ドコモ
2003年5月のEPS成長率はつぎのようになる。
1株当り利益(EPS)成長率(%)= 来期EPS−今期EPS
今期EPS
×100
12953−4234
4234
×100
               =206%

2003年5月時点での来期業績予想をもとにEPS成長率が高く、2003年中間決算まで買われ32万の値を付けるまで買われた。
2004年はEPS成長率は鈍化したが、減収減益のなか自社株買いを行うなど企業価値の向上に財務体質の改善を図るものと予測される。

日本金属工業

2003年5月におけるESP成長率は計算不能であるが、その回復成長性の期待から昨年は買われた銘柄である。また、来期2005年の予測業績も期待出来そうで更に買われる可能性がある。
いわるゆ、鉄鋼系は景気回復銘柄、業績回復銘柄として景気の恩恵をうける銘柄だ。

ヤマシナ
 大証2部の仕手系銘柄であるが、やはりEPSが回復しており、これも買われる可能性が高い。
しかし、自己資本比率などはよい財務指標を有しているにも関わらず、一株益がプラスに改善されていないことは、財務的には危険な銘柄である。要注意である。

結 論

EPS成長率。これが個別銘柄を特徴付ける指標である。もちろん利益を出している銘柄であるが。
これが、株式取引のすべてはなくとも、極めて重要な評価指数だ。
株価は、この指数に対して、いや高い、やはり割安だと、心理状況が波動を形成するとしても、財務改善指数である、EPS成長率が高い銘柄を選択すべきである。

投資戦略は、EPS成長率が高いことが条件であることは言うまでも無い。
ひとつの投資戦略を提案するならば

『3期EPSが増加の長期上昇トレンドを形成し、さらに悪材料で短期トレンド下落銘柄を割安で買うことを狙う』


である。
 一般に上記の投資形態を”押し目買い”と言うが、それは時間を経て結果的に言えることだ。

長昇短落である。
こまかい、条件はいろいろあるが『長昇短落』が原理原則である。
当サイト管理人の経験では、絶好球がくるまで待ち続ければ、高値掴みすることもないはずだ。長年の経験で感じ取った戦略である。
 ただ、経済は景気の影響を受ける。また、企業の内部事情、外部事情により業績下方修正が発表されることもある。四季報で来期予想業績をチェックしなければならない。

様々な投資スタイルがあると思われるが、参考になれば幸いである。


PER PBR だけでは株価は説明できない


基本的な評価指数につぎの三つのものがある。
株価収益率:PER, Price Earnings Ratio
計算式:株価/1株当りの利益

株価純資産倍率:PBR, Price Book Value Ratio
計算式:株価/1株当りの純資産

配当利回り:Dividend Yield
計算式:1株当りの配当金/株価
株価収益率(株価/1株当りの利益):PERは株価評価の代表的な指標である が、世界の株式市場を見渡すと、PER4−5倍という超割安の株からPER数千 倍の超割高の株まである。
2000年初頭の「ヤフ−(4689)」がPER数千倍でなお買われていたのは、
「ヤフ−(4689)」の将来の見通しは確実だ。
「ヤフ−(4689)」のビジネスは高成長が見込める。
日本の金利が低い、現在預金金利は1%もつかない
というふうに理由が考えられる。

すなわち、PERの中には、株式市場だけではなく、比較相対的に債券市場、為替市場、金融市場、商品市場を含めた価値、価格が付けられていると推測できる。

低いPER,PBRはオールド・エコノミー銘柄がおおい。成長性がないと市場参加者はみている。
ある専門家は成長率とPERの関係をつぎにように表している。
成長率 PERでの割安の目処
 0%――>10倍
 5%――>16倍
 10%――>22倍
 15%――>30倍
  20%――>45倍
なかなかおもしろおい発想だと思う。
また、株式市場は人気コンテスト、美人コンテストと同様だともいわれる。
経済学的なPERが無能だということはない。ただ、美人コンテスト的はものもあると言わざるを得ないところもある。
 ただ、人気が衰えたときの株価下落の恐怖は、歴史が教えるところである。

 当サイト管理人はEPS成長率は、端的に銘柄の割安性、成長性、回復性を表していると思っている。米国はもちろんEPS成長率で銘柄判別を行っている。
今後も研究していきたいと思う。


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