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配当落ちと失望決算


 買いのチャンスは、配当落ち日と失望決算発表日後である。
NTTドコモ<9437>を例にとって考察してみたい。

用語を確認しておく。

 配当落ち(ex dividend;配当落ち日ex dividend date)
株式に付与されている配当という権利が、権利確定日の翌日に消滅すること。
これらの権利を有するためには、その前日までに受渡が終了している必要があり、したがって権利確定日から起算して5日前(休業日は除く)が権利付最終日となる。そのため、権利確定日から起算して4日前については、その権利が消滅することから、一般に「権利落ち日」といわれる。増資等の権利が消滅する場合「新株落ち」、配当であれば「配当落ち」とも呼ばれる。
権利付最終日 権利落ち日
ex dividend date
名簿記載 権利確定日
3営業日
ドコモのIR日程である。
2004年3月25日   権利付最終日
 5月 7日     2003年度 決算発表
9月24日 中間配当権利付最終日

権利付日前後の株価の表である。権利付最終日が直近で安くなっている。

日付 始値 高値 安値 終値 出来高
2004年3月31日 233,000 234,000 226,000 230,000 71,970
2004年3月30日 232,000 235,000 230,000 233,000 150,207
2004年3月29日 225,000 229,000 224,000 228,000 125,646
2004年3月26日 221,000 222,000 218,000 222,000 115,700
2004年3月25日 217,000 220,000 215,000 217,000 134,593
2004年3月24日 220,000 221,000 217,000 221,000 95,855
2004年3月23日 217,000 219,000 215,000 219,000 96,696

5月7日、株式取引終了後に決算が発表された。
営業収益予想はマイナス、当期純利益の伸びが鈍化。悪いと聞いていたが、市場に失望感がはしる。
(単位:億円)
  3/2002 3/2003 3/2004 3/2005(業績予想)
営業収益 46,593 48,091 50,481 49,200
営業費用 36,584 37,524 39,451 40,900
営業利益 10,009 10,567 11,029 8,300
税引前利益 9,564 10,430 11,011 13,140
当期純利益(損失) -1,162 2,125 6,500 7,510
そのときの株式Webのドコモに対するコメントに以下のものがある。
2004.05.10 12:31 <9437.> NTTドコモ 196000 -20000
2/10以来の年初来安値更新で20万円割り込む。今期計画がネガティブに捉えられて
いる。なお、メリルリンチでは、最悪シナリオの確率は非常に低いとし、短期的な
株価下落の後は買い場であると考えているようだ。

5月10日(月)
コード 銘柄名 終値 前日比 コメント
9437 NTTドコモ 187,000 -29,000 5年2ヶ月ぶりに時価総額10兆円割れ、市場予想を大幅に下回る営業減益見通しがネガティブサプライズに。
この決算発表前後のチャートをみてみよう。
当サイト管理人の恥ずかしいながらの売買記録である。
買い 売り
2004/03/05 232000円
2004/04/05 238000円
2004/05/07 199000円
2004/06/21 200000円 撤退 
 当サイト管理者は、この時期、会社勤めが激務で売買した記憶もなく、よく高値掴みしなかったと思っている。
 これは、下手な投資売買の参考例になってしまった。下手な例として参考になれば幸いである。

結論

 基本的投資スタイルは、倒産可能性が低い優良銘柄の悪材料が発生した下落時、突っ込み買いを基本としている。
大きく儲けることも無いが、損失の可能性は今までの経験では、時間が経てば株価が回復するので、大きな痛手を被ったことはない。
 チャート解析も大切であるが、財務に関する情報を利用して利益を上げたいものである。
 株式取引は業績を根拠とした心理戦である。
 優良銘柄を悪材料で買い、きっちりと利益を上げていきたいものである。
 すなわち、ファンダメンタルの条件としては3期連続1株当り利益が増加で長期トレンドを形成し、かつ、短期的には悪材料で下落局面にあればよい。
  今後を注視したい。

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