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竹田和平さんの投資方法

 株式資産100億円以上という日本一の個人投資家、竹田和平さんの投資方法をまとめました。

基本的な選択理念は

「株主と喜びを分かち合える企業」

だそうです。もちろん、人情論だけではなく、具体的には

「業績を伸ばし株価を上げようと
           努力している企業」


です。
 なにごとも、大義名分、大局的理念がなければ株価の高下で自分の心情まで乱高下してしまいます。

 精神的安定感を得られるように、株式哲学が必要です。
 なぜ金儲けをするのかという理念が明確化されています。
 実際、株価が3倍以上になった会社には「株主感謝賞」として純金メダルを贈呈しているそうです。
 まさに、株主と喜びを分かち合いの精神です。

コンセプトの次は、投資指標を示します。

@PER(株価収益率)が業界平均よりも低い

 基本に忠実です。収益性に対して割安な銘柄であることが条件です。

 相場環境にもよりますが、セクター全体の割安性を見た上で、さらにその中で割安な銘柄という条件のようです。
 すなわち、出遅れ銘柄です。

APBR(株価純資産倍率)が1倍以下

 これも財務状態に対して割安な銘柄であることが条件です。
 一般論ですが、PBR=1以下は中小型株に多く、品薄銘柄で売買できないこともありえます。すなわち流動性リスクが存在します。
マーケットリスク 市場全体のもつリスク、株価や金利など、資産価値の相場変動のこと
流動性リスク 取引量が少ないためなど、市場価格で取引が成立しないこと
信用リスク 元本の返済や、利金の支払いが滞ったり、停止されること
為替リスク 為替変動によって生じる損失などのこと
金利リスク 市場金利の変動によって資産価値が相場変動すること
カントリーリスク その国の政治・経済情勢等により資産価値の相場変動のこと
インフレリスク 物価上昇率が高いため、実質的な資産価値が下がること

しかし、長期投資であれば、品薄銘柄でもリスクの程度は低下し許容されるものになります。

 株式投資には上のようなリスクが存在します。竹田さんは、低PER銘柄投資法の流動性リスクを、長期投資という形でリスクの低減化を図っています。

B株主資本比率が50%以上

 財務の安定性がよい銘柄に限定のようです。

 更に、貸借対照表、損益計算書を調べ上げる。
 長期的には、業績と財務がすべということになります。
 丹念にバランスシートを分析します。

C技術開発・営業努力で着実に業績を上げている

 割安で、かつ、将来性があるもしくは、確実に業績を上げている銘柄であること。割安だけではダメで、将来性・強みを持っていなければなりません。

Dチャート分析は必要ない
 ファンダメンタリストですから、テクニカル分析は一切不要。


E根気よく保有し続ける
 少々業績が悪くなって、株価が下落しても持ち続けること。

Fリスクを感じたら即売り
 材料もなく株価が急騰するとか、値動きが荒くなったり安定感を失い、リスクを感じたら躊躇なくさっさと処分する。

 この考え方は、素晴らしいと思います。撤退戦略です。きな臭い話や厄介ごとに巻き込まれる前に、売り切る。
 試行錯誤するでしょう。迷いもあるでしょう。でも決断しなければならないのです。
 長期投資で暢気にやっているようだが、きちんと管理しているのです。
 流石です。


 以上、まとめてみました。
 なかなか真似のできることではありませんが、参考にしたいものです。

 チョット、生意気なことをいわせてもらえば、
 「中小型株効果」を無意識に活用されているようです。
 低PERの小型株が、好業績で話題になると、大型株より株価上昇の割合が高いといわれいます。簡単に株価が2倍、3倍になるようです。
 
 したがって、グレアム流の財務分析と中小型株効果を利用した、巧みな投資戦術ということになります。



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