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■J.M.ケインズ
当Webサイト管理人が大好きな"相場師"が、ジョン・メイナード・ケインズ
John Maynard Keynes,
(1883年6月5日 - 1946年4月21日イギリス生まれ)です。
ケインズ経済学の本家本元の大学者です。
1941年 イングランド銀行理事。男爵。
ケンブリッジ大出の単なる天才かと思いきや何の何のヤンチャぶりに驚かされます。
彼の相場人生は外国為替の先物取引から始まった。米国の成長性を評価し、ドル買いマルク売りと予想を立て取引をしたところ、予想は当たっていたものの一時的な逆振れで追証責めにあい、見事に大損をしてしまった。
相場用語でいう”振るい落とし”に引っ掛かけられたのである。金融業者から5000ポンドを借入し窮地を脱出。
親は彼に厳しく叱りつけることはなかったが「二度と同じ過ちはするな」と諭したという。だた彼は3週間後にはもう相場を再開していた。彼は、「親は二度と同じ失敗をするなと言ったんだ。つまり、損を出さないようにやれ!という意味だ」と言い退けた。
ケインズ伝によると
「彼は気質的に勇敢で自信に満ちた自己の推理のために彼の持っているものを投じなければ気がすまないというのが彼の気性であった。そのうえ投機は自由のための彼の闘いであった」とある。
ケインズは本質的に投機好きであり、さらに収入不足を補う手段として投機に没頭したともいわれる。
収入不足をネット収入・株収入で補おうとする現代サラリーマンと変わらなかったことに妙に親近感を覚える。
しかしながら、彼の儲けは我々とは桁外れで、大学者は自ら投機相場で20億円以上もの金を稼ぎ出したのである。
相場を「美人投票」を言い切ったのがケインズだ。世界的な大経済学者がいうから面白い。結局、小難しい経済理論で扱えるほど相場はそう単純ではないぞ。相場は人間の心理現象とバッサリ割り切っていることが凄い。
しかしながら、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を重要視している。
ケインズは毎日専門紙(穀物取引、金属情報等)に目を通し、株式仲買人と絶えず連絡を取っていた。
一見”市場は美人コンテスト”と言い放ち物事を大掴みし、片やデータを詳細に分析する大胆不敵かつ繊細緻密である。
ケインズは、商品(穀物、金など)、株、為替等取引で”仕手”であったばかりか希こう本やセザンヌ等の古書・絵画の蒐集家であった。
驚くほど彼は実に多趣味であったことが分かる。
彼は演劇やバレーにも関心を持っていた。ロシアのバレー団、「バレーリュッス」の公演に友人達とともに熱狂し、特に1921年の公演でプリマを演じたバレリーナ、リディア・ロポコヴァにすっかり入れ込む。
ケインズはリディア・ロボコヴァのために、S席の入場券をまとめ買いする一方でバレエ団の人たちを餐応した。
彼女には夫が既にあり、おまけに家庭も仕事も放り出してロシア軍将校と駆け落ちした過去もあるなど問題があったが、ケインズは法律上の問題を慎重に片づけ、1925年8月に彼女と結婚した。時にケインズ42歳、リディアは34歳であた。
いわゆる略奪愛である。
ケインズは、金の亡者ではなく愛の亡者であったのかも知れない。
ケインズは、自分の人生をこよなく愛したという。
彼の実生活は陽気で、栄達なものであった。
名誉ある論文を書き続けるなか、彼は金融取引や銀行の理事、劇場経営だとか、様々な事業にも取り組んできた。
まさに八面六臂の活躍といってよい。
経済学者、ケインズであるだけでなく、人間らしさ、そして飽くなき自己への探究心を持ち続け、勉強も相場も愛もすべて成就させ人生を精一杯生きた男の生き様が伝わってくる素敵な人だと思う。
知的で明るくヤンチャ、相場でも実績ある世界的学者、それでいて愛に生きる。
男の中の男である。
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